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 幼児は、遊びを中心に生活しています。
遊びは巧みな動作(走る、跳ぶ、投げる、打つ、蹴る)を遂行する能力を身につけるために重要です。
 たとえば、的当ては物を正確に狙い当てる動作、竹馬はバランスを取る動作、缶けりは素早く走る動作と物を正確に遠く蹴る動作などが含まれています。
 遊びの中では、決め事、勝ち負けをめぐってちょっとした口論やけんかもしばしば起こりますが、それを周りの仲間がなだめたり、うまく仲裁して、遊びを続けていく。そうした一つ一つの遊びの中での体験を通じて社会で生きていくのに必要な人間関係のつくり方、協調性、我慢などを学びます。
 また、その中では子どもの身体に決して無理のないような質・量が設定されているのです。
スキャンモンの発達模式図によると神経系は八歳までに急激に発達し、十歳までに成人の96%に到達します。つまり子ども時代の運動環境により運動に対する器用さ不器用さが決まると言われています。

 

体育(体操)指導に於いてはスキャンモンの成長発達曲線に従い幼児期には神経系の発達を促す体育指導を基本としています。
 
 
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